概要
海峡の細いところに港ができた。ここを通らないと東西の船は動けない。イスラムが東南アジアへ広がる入口にもなる。
場所
マラッカ
2.19°N 102.25°E · マレーシア
2.19°N 102.25°E · マレーシア
本文
海峡の最も細いところに面している。 東西の船は、ここを通らないと動けない。
港の運営が巧みだった。 四人の港務長官(シャーバンダル)を置き、 出身地域ごとに商人を担当させる。 グジャラート、東南アジア、南インドとビルマ、 中国と日本。 言葉と慣習の違いを行政の側で吸収した。
倉庫を貸し、治安を保証し、関税を明確にする。 それだけで、他の港より選ばれる。
王がイスラームを受け入れたことで、 イスラームが東南アジアへ広がる入口にもなった。 交易で結ばれた港から港へ、信仰が移っていく。
1511年、ポルトガルが武力で奪った。 以後この海峡は、オランダ、イギリスと 支配者を変えながら、常に誰かが押さえる場所になる。
出典(1)
ジャネット・L・アブー=ルゴド(佐藤次高ほか 訳) 『ヨーロッパ覇権以前 もうひとつの世界システム』第III部 アジア(海峡)