概要
農耕と製鉄を携えてアフリカ大陸の南半分へ広がった。いまの言語分布の骨格を作る。
場所
キンシャサ
-4.44°N 15.27°E · コンゴ民主共和国
-4.44°N 15.27°E · コンゴ民主共和国
本文
いまのカメルーン・ナイジェリア国境あたりから、 アフリカ大陸の南半分へ広がった。
数千年かかっている。
携えていたのは、農耕と、そして製鉄になる。 ヤムイモとアブラヤシ、後にバナナ。 鉄の斧と鍬で、森を開いて畑にできる。
先住していた狩猟採集の集団—— ピグミー系やコイサン系の人々は、 森の奥や乾燥地へ押しやられるか、混ざった。
いま、アフリカのバントゥー諸語の話者は 数億人になる。 スワヒリ語、ズールー語、ショナ語、リンガラ語。 互いに通じないが、系統が同じになる。
言語の分布を比べることで、 どこからどう広がったかが復元された。 文字の記録が無い移動を、 言葉そのものが記録していたことになる。
出典(1)
ジャレド・ダイアモンド(倉骨彰 訳) 『銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』第19章 アフリカはいかにして黒人の世界になったか