概要
星と波とうねりを読んで、地球の3分の1に及ぶ海域に渡った。地図も羅針盤も無しに、人類最大級の移住をやってのけた。
場所
ラピタ(トンガ)位置は特定されていない(誤差 ±200km)
-21.13°N -175.20°E · トンガ周辺(ラピタ文化の広がり)
-21.13°N -175.20°E · トンガ周辺(ラピタ文化の広がり)
本文
地球の3分の1に及ぶ海域へ渡った。
地図も、羅針盤も、六分儀も無い。
使ったのは、星の出る位置と沈む位置、 うねりの向き、雲の形、鳥の飛ぶ方向、 そして島に当たって跳ね返る波の干渉になる。
うねりは、島の陰で乱れる。 その乱れを、船底で感じ取って読む。
ダブルカヌーで、水と食糧と、 豚と鶏と苗を積んで出た。
長く「漂流して偶然たどり着いた」と説明されてきた。 1976年、ホクレア号が 伝統的な航海術だけでハワイからタヒチへ渡り、 それが可能だと実証した。
意図して出て、意図して着いていた。
風上へ向かって出る理由もある。 何も見つからなければ、 風に乗って戻れるからになる。
動画(1)
出典(1)
ジャレド・ダイアモンド(倉骨彰 訳) 『銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』第17章 太平洋に広がっていった人々