概要
王より豊かな公が、儀礼と誓いと祝宴で世界を覆った。ファン・エイクが仕え、金羊毛騎士団が作られる。中世が終わりかけている場所で、中世の形式が最も華やかになった。
場所
ブリュージュ
51.21°N 3.22°E · ベルギー・西フランデレン州
51.21°N 3.22°E · ベルギー・西フランデレン州
本文
フランス王の弟が、1384年にフランドルを相続した。 そこから約100年、ブルゴーニュ公は王より豊かな領主として振る舞う。 ディジョンとブリュージュとブリュッセルを結ぶ、飛び地の集まりが領土だった。
宮廷は、当時のヨーロッパで最も華やかな場所になった。 1454年の「雉の誓い」では、 生きた雉を前に、貴族たちが十字軍に出ると誓った。 誰も行かなかった。
金羊毛騎士団が作られ、儀礼の順序が細かく定められ、 祝宴では機械仕掛けの人形が動いた。 ファン・エイクが公に仕え、 音楽ではデュファイとバンショワがここで働いた。
ホイジンガは、この過剰さを中世の秋と呼んだ。 騎士道の理想は、実際の戦争の役に立たなくなってから、 かえって細かく美しく整えられた。
1477年、シャルル突進公がナンシーで戦死し、公国は分割される。 その遺産は、結婚によってハプスブルク家へ渡った。
出典(1)
ヨハン・ホイジンガ(堀越孝一 訳) 『中世の秋』第1章(生活の苛烈さ)・第2章(美しい生活への願い)