概要
世界は原子と空虚でできていて、神は関わらず、死は恐れるに足りない。エピクロスの教えを詩にした。1417年に写本が見つかり、ルネサンスを揺らす。
場所
ローマ
41.89°N 12.49°E · イタリア・ラツィオ州
41.89°N 12.49°E · イタリア・ラツィオ州
関わった人(1)
ルクレティウスBC99年頃–BC55年頃 · 作者本文
六巻の詩になる。
エピクロスの哲学を、ラテン語の詩にした。
世界は原子と空虚でできている。
原子は永遠で、それ以外に何も無い。
魂も原子で、死ねば散る。
だから死後は無い。
無いものを恐れるのは無意味だ。
神々はいるかもしれないが、人間に関心が無い。
雷も疫病も、原子の動きで説明できる。
宗教は恐怖から生まれた、と書いた。
ローマの時代に、これは危険な本だった。
キリスト教の時代には、もっと危険だった。
写本はほとんど消えた。
1417年、ドイツの修道院で 一冊が見つかる。
人文主義者ポッジョが写して広めた。
マキャヴェッリが写し、 モンテーニュが引用し、 ジェファソンが持っていた。
原子論が、この詩を通って近代に届いた。
作者のことはほとんど分からない。
恋の薬で狂って自殺した、という話は キリスト教側の作りとされる。
出典(1)
ルクレティウス 『事物の本性について』全6巻