概要
高収量品種と化学肥料と灌漑で、穀物の生産が倍以上になった。飢饉が消える一方、水を大量に使い、地下水位が下がり、農家の負債が増える。
場所
デリー
28.61°N 77.21°E · インド
28.61°N 77.21°E · インド
本文
高収量品種と、化学肥料と、灌漑。
この三つを組み合わせた。
小麦の品種は、メキシコで開発されたものになる。 ノーマン・ボーローグがノーベル平和賞を受けている。
インドの穀物生産が、 20年で倍以上になった。
飢饉が消えた。 1943年のベンガル飢饉のような事態は、以後起きていない。
代償もある。
品種が肥料と水を大量に要る。
地下水を汲み上げ続けた結果、 パンジャーブで水位が下がり続けている。
農薬による健康被害も報告されている。
種と肥料を買うために、農家が借金をする。
そして、恩恵が地域と階層で偏った。
灌漑のある地域と、無い地域。 土地を持つ農家と、持たない労働者。
飢えを消した技術が、別の問題を作った。
出典(1)
マット・リドレー(大田直子、鍛原多惠子、柴田裕之 訳) 『繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史』第4章 九〇億人を養う