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Event / できごと

カホキアの放棄

Abandonment of Cahokia
AD1350年頃
重要度 3

概要

北米最大の都市が、200年で人口を失った。洪水、森の消費、内紛、気候の寒冷化。理由は一つに絞れていない。

場所

カホキア
38.66°N -90.06°E · アメリカ合衆国・イリノイ州

本文

1100年ごろ、人口は1万を超えていた。

同じ時期のロンドンより多い。

120の土のピラミッドが建ち、 中央のものは底面がギザの大ピラミッドより広い。

それが、1350年ごろには空になった。

理由は一つに絞れていない。

周りの森を燃料と建材で使い尽くし、 洪水が起きやすくなった。

木の柵で都市を囲んだ跡があり、 争いがあったことが分かる。

14世紀に気候が寒くなり、 トウモロコシの収穫が落ちた。

疫病や、支配層への不信も考えられている。

放棄されたあと、人びとは 小さな集落に散っていった。

ヨーロッパ人が来たとき、 この土の丘を誰が築いたのか、 近くに住む人も知らなかった。

長らく「失われた白人の文明」が作ったと言われた。

先住民の祖先が建てたものだと確定したのは、 20世紀になってからになる。

出典(1)

デヴィッド・グレーバー、デヴィッド・ウェングロウ(酒井隆史 訳) 万物の黎明 人類史を根本からくつがえす第11章(国家が生まれ、そして捨てられる)

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