← 地図で見る
Event / できごと

ソムナート寺院の略奪

Raid of Somnath
AD1026年
重要度 3

概要

ガズナ朝の17回目の遠征。持ち帰られた富がガズナを学芸の都にした一方、この記憶はインドで千年語り継がれ、いまも政治に使われている。

場所

ソムナート
20.89°N 70.40°E · インド・グジャラート州

関わった人(1)

マフムード・ガズナウィーAD971年–AD1030年 · 遠征

本文

グジャラートの海岸にある、シヴァを祀る寺院になる。

マフムードの17回目の遠征で襲われた。 持ち帰られた富の額は、史料によって幅が大きい。

象徴として語られてきた。

ペルシア語の年代記は、 偶像を打ち砕いた英雄の行いとして書いた。 実際より誇張されている可能性が高い。

イギリスの植民地期に、 この事件がヒンドゥーとムスリムの 永続的な対立の証拠として持ち出された。 1842年、イギリス総督が 「800年の恥辱を雪ぐ」と称して門を持ち帰らせている。 その門は、実は関係の無いものだった。

独立後のインドで寺院は再建され、 その落成をめぐって首相と大統領が対立した。

千年前の一度の略奪が、 いまも政治の言葉として使われ続けている。

歴史の記憶が、どう作られ、どう使われるかの例になる。

同じ時代のできごと

『源氏物語』AD1008年頃タンジャーヴールの大寺院AD1010年『シャー・ナーメ(王書)』AD1010年『光学の書』AD1021年頃クロンターフの戦いAD1014年4月23日クヌートの北海帝国AD1016年摂関政治の頂点AD1016年『医学典範』AD1025年