← 地図で見る
Event / できごと

第三次ペスト大流行

Third plague pandemic
1894年 – 1959年
期間を持つできごと重要度 4

概要

雲南から広州、香港へ出て、蒸気船で世界に広がった。香港でイェルサンと北里が菌を見つけ、黒死病の正体が1500年後にようやく分かる。

場所

香港
22.32°N 114.17°E · 中国・香港特別行政区

本文

ペストは三度、世界規模で流行している。 6世紀のユスティニアヌスの疫病、14世紀の黒死病、そしてこれになる。

雲南の山地で1850年代から続いていた流行が、 1894年に広州と香港へ出た。 香港は蒸気船の港だった。 ボンベイ、シドニー、サンフランシスコ、ブエノスアイレス。 船がネズミを運び、数年で世界中の港に届いた。

香港で、二人の細菌学者が同時に菌を探した。 北里柴三郎とアレクサンドル・イェルサン。 イェルサンの名が菌に付いた。 数年後、ノミがネズミから人へ運ぶことも分かった。 黒死病の正体が、1500年経ってやっと分かったことになる。

死者はインドに集中し、1900年から20年で1000万人を超えた。 流行が収まったと世界保健機関が宣言したのは1959年になる。

『疫病と世界史』は、 病の道筋が分かった最初の大流行として、この三度目を第6章に置いた。

出典(1)

ウィリアム・H・マクニール(佐々木昭夫 訳) 疫病と世界史第6章 医学と医療組織の役割

同じ時代のできごと

民撰議院設立建白書1874年インド大飢饉AD1876年西南戦争1877年大久保利通の暗殺1878年5月14日(明治11年5月14日)フィジーへの年季労働移民AD1879年イサンドルワナの戦いAD1879年1月22日『カラマーゾフの兄弟』1879年ウルンディの戦いAD1879年7月4日