概要
呉王闔閭に仕えた孫武の名で伝わる13篇。戦わずに勝つことを上とし、敵を知り己を知れと言う。二千年後のナポレオンも毛沢東も読み、いまはビジネス書として売られている。
場所
蘇州(呉)
31.30°N 120.58°E · 中国・江蘇省
31.30°N 120.58°E · 中国・江蘇省
関わった人(1)
孫武(孫子)著者と伝わる本文
13篇、6000字ほど。 「兵は国の大事、死生の地、存亡の道」で始まる。
戦わずに人の兵を屈するのが善の善。 彼を知り己を知れば百戦して殆うからず。 兵は詭道なり。 用兵の害を知らない者に、用兵の利は分からない。
戦争の本というより、戦争を避ける本になっている。 長い戦争は国を疲れさせるから、速く終わらせろと言う。
著者の孫武は、BC512年頃に呉王闔閭に仕えたと『史記』にある。 王が「宮女で試してみよ」と言い、 孫武は号令を聞かない王の寵姫二人を斬って、残りを整列させた。 実在を疑う説は宋代からあった。 1972年、山東省臨沂の前漢の墓から竹簡が出て、 『孫子』13篇と、その子孫とされる孫臏の別の兵法が一緒に出てきた。 二つの本が別々にあったことが、それで確かめられた。
曹操が注をつけ、日本には吉備真備が持ち帰ったと伝わる。 武田信玄の旗はここから取られ、 ナポレオンが読んだと言われ、毛沢東が引用した。 いまは経営書の棚にある。