概要
数百年動いていたインド洋交易に、ヨーロッパの船が外から入ってきた。持参した贈り物は現地の基準では貧弱で、王の側は相手にしなかったと伝わる。
場所
カリカット
11.26°N 75.78°E · インド・ケーララ州(コーリコード)
11.26°N 75.78°E · インド・ケーララ州(コーリコード)
関わった人(1)
ヴァスコ・ダ・ガマAD1460年代–AD1524年 · 到達本文
ヴァスコ・ダ・ガマの船が、カリカットの沖に錨を下ろした。
上陸した水夫が最初に会ったチュニス出身の商人は、 カスティーリャ語とジェノヴァ語で話しかけてきたと伝わる。 「悪魔め、何しに来た」と。 インド洋は、既に多くの言葉が通じる場所だった。
献上した贈り物は、 縞の布12反、帽子、珊瑚、砂糖、蜂蜜、油。 王の役人は笑い、 メッカから来る最も貧しい商人でももっと出す、と言った。
アフリカ西岸の交易に持って行く品を、 そのまま持って来ていた。 相手の経済の規模を見誤っている。
交易の許可は得られず、 積める限りの胡椒とシナモンを買って帰った。 それでも、航海費用の数十倍の利益が出た。
その額が、次の船団を送らせる。 2年後に来たのは、砲を積んだ艦隊だった。
出典(1)
ジャネット・L・アブー=ルゴド(佐藤次高ほか 訳) 『ヨーロッパ覇権以前 もうひとつの世界システム』第III部 アジア(インド洋)