概要
喜望峰を回ったポルトガル船は、東アフリカで案内人を得て季節風に乗りインドへ渡った。その人をイブン・マージドとする話が広まっているが、確かな証拠はない。
場所
マリンディ
-3.22°N 40.12°E · ケニア
-3.22°N 40.12°E · ケニア
本文
喜望峰を回った船は、そこから先の海を知らない。 インド洋の季節風は、時期を外せば戻れない。
東アフリカの港をいくつか回り、 マリンディで案内人を得た。 28日でインドのカリカットに着いている。
この案内人をイブン・マージドとする話が広く語られる。 17世紀のアラブの著述家が書いたものが元になっているが、 同時代の史料に裏づけが無い。 イブン・マージド自身の著作にも記述が無い。
確かなのは、ポルトガルが自力で渡ったのではないことになる。
インド洋には、千年動いてきた航海術があった。 星の高さで緯度を測り、季節風の周期を暦にする。 外から来た船は、それを使わせてもらって渡った。
その数年後、同じ海で砲撃が始まる。