概要
テオドシウス帝がニケーア信条を国家の信仰と定めた。他の祭祀は禁じられていく。
本文
テオドシウス1世の勅令は、 ニケーア信条に従う信仰だけを正統とし、 他をすべて異端と呼んだ。
数年のうちに、公の場での異教の祭祀が禁じられた。 オリュンピア競技は393年を最後に途絶える。 1200年近く続いた祭りが終わった。 神殿は閉じられ、あるいは教会に転用された。
迫害される側だった宗教が、 70年で迫害する側に回ったことになる。
この転換の速さは、 権力と結びついた信仰がどう振る舞うかの 最も早い実例として引かれることが多い。
出典(3)
塩野七生 『ローマ人の物語』XIV キリストの勝利
エドワード・ギボン 『ローマ帝国衰亡史』第28章
ウィリアム・H・マクニール(増田義郎、佐々木昭夫 訳) 『世界史』第II部 諸文明間の平衡状態(BC500〜AD1500年)