概要
マムルーク軍が6週間囲み、城壁を崩した。十字軍国家の最後の都市が落ち、200年の海の向こうの王国が終わる。逃げる船に乗れた者は少なかった。
場所
アッコン
32.93°N 35.08°E · イスラエル
32.93°N 35.08°E · イスラエル
本文
1187年にエルサレムが落ちてから、 十字軍国家は海沿いの帯だけになっていた。 アッコンはその中心で、ヴェネツィアとジェノヴァの居留区があり、 聖堂騎士団と聖ヨハネ騎士団の本部があった。
1291年4月、マムルークのスルタン、アル・アシュラフ・ハリールが 十万余で囲んだ。投石機が92台あったと伝わる。 5月18日、呪われた塔と呼ばれる角の塔から城壁が破られた。
騎士団の総長は戦死し、 聖堂騎士団の館は10日後まで持ちこたえてから崩れた。 船に乗れた者はキプロスへ逃げた。乗れなかった者は殺されるか売られた。
同じ年のうちにティルス、シドン、ベイルートが放棄された。 海の向こうの王国は、200年で終わった。 聖堂騎士団は本拠を失い、20年後に解散させられる。
出典(1)
アミン・マアルーフ(牟田口義郎、新川雅子 訳) 『アラブが見た十字軍』第4部(追放)