概要
大都に天文台を建て、全国27か所で観測して作った暦。1年を365.2425日とする。同じ値をヨーロッパが採るのは300年後のグレゴリオ暦になる。
場所
北京
39.90°N 116.41°E · 中国
39.90°N 116.41°E · 中国
関わった人(2)
郭守敬AD1231年–AD1316年 · 編纂フビライ・ハンAD1215年–AD1294年 · 命じた本文
郭守敬が、まず観測機器を作り直した。 簡儀という装置で、 それまでの渾天儀の入り組んだ環を減らし、 測りやすく、誤差が出にくくした。
観測所を全国27か所に置いた。 南は南シナ海、北はシベリアに近いところまで。 同時に観測して、緯度による差を押さえる。
出した値が、1年365.2425日になる。 現在の値との差は26秒しかない。
同じ値をヨーロッパが採るのは、 300年後のグレゴリオ暦になる。
「授時」は、 天の時を人に授ける、という意味になる。 暦を定めることは皇帝の権能であり、 天文台は政治の施設でもあった。
この暦は、明でもほぼそのまま使われ、 日本の貞享暦の下敷きにもなった。