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Event / できごと

ジャービルの錬金術

Jabir's alchemy
AD800年頃
年に諸説あり重要度 3

概要

蒸留、昇華、結晶化、濾過。金を作る試みの中で、実験の手順が書かれた。「実験しない者は、何も知らない」。ラテン語訳で「ゲーベル」となり、ヨーロッパの化学の最初の教科書になる。

場所

クーファ
32.03°N 44.40°E · イラク

関わった人(1)

ジャービル・イブン・ハイヤーンAD8世紀–AD815年頃 · 錬金術師

本文

ジャービル・イブン・ハイヤーン。 トゥース(ホラーサーン)の薬屋の子で、 クーファで学び、 シーア派の第六代イマーム、ジャアファル・アッサーディクの弟子で、 バルマク家に仕えた。 そう伝わる。 どこまで本当か、分からない。

その名で3000の著作が伝わる。 一人が書ける量ではない。 9世紀から10世紀に、 イスマーイール派の系統の集団が書いた、という説がある。 本人はいたが、著作の多くは後の人のもの、という説も。

内容。 蒸留器(アランビーク)、 昇華、結晶化、濾過、 硝酸と塩酸に近いもの、 硫黄と水銀からすべての金属ができるという理論。 金属の性質を「熱・冷・乾・湿」の比で数にした。 「実験(タジュリバ)をしない者は、決して確信に至らない」。

『七十の書』『均衡の書』。 文字と数の神秘、 生命の人工的な創造(タクウィーン)。

12世紀、クレモナのジェラルドがラテン語に訳した。 「ゲーベル」。 13世紀に、ラテン語で『完成大全』が「ゲーベル」の名で書かれた。 その本はアラビア語には無い。 ヨーロッパの化学の最初の教科書は、 アラビアの名を借りたラテン語の偽書だった。

「ジベリッシュ」(意味不明の言葉)はゲーベルから来た、という説がある。 辞書は認めていない。 アルカリ、アルコール、アルケミー、アランビーク、 エリキシル(アル・イクシール)。 言葉は残った。

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