← 地図で見る
Event / できごと

イェリングのルーン石碑

Jelling stones
AD965年頃
年に諸説あり重要度 4

概要

デンマーク王ハーラル青歯王が、両親のために立てた石に「デンマーク人をキリスト教徒にした」と刻んだ。「デンマーク」という国の名が刻まれた最初。ブルートゥースの名とロゴは、この王の名とルーン文字から取った。

場所

イェリング
55.76°N 9.42°E · デンマーク

関わった人(1)

ハーラル青歯王AD911年頃–AD986年頃 · 王

本文

イェリング。 ユトランド半島の中央。 二つの塚と、二つの石と、教会。

小さい石。 ゴーム老王が、妻テューラのために。 「ゴーム王が、この碑を、妻テューラ、デンマークの飾りのために立てた」。 「デンマーク」(タンマルク)という語の、最古の使用。 10世紀半ば。

大きい石。 ハーラルが、両親のために。 三面。 「ハーラル王は、この碑を、父ゴームと母テューラのために立てさせた。 デンマーク全土とノルウェーを自分のものとし、デンマーク人をキリスト教徒にしたハーラル」。 二面目に獣。 三面目にキリスト。 腕を広げて、蔦に絡まれて。 十字架がない。 スカンディナヴィアで最古のキリスト像。 965年頃。 「デンマークの出生証明書」。 デンマークのパスポートの中に、この石の絵がある。

塚は二つ。 北の塚に、木の墓室。 970年頃。 中は空だった。 教会の下から、男の骨が出た。 1978年。 北の塚から移されたと考えられている。 ゴーム。 息子が父を、異教の塚から、教会に移した。

ハーラルは965年頃、洗礼を受けた。 ポッポという司祭が、焼けた鉄の手袋をはめて、手が焼けなかった、と。 「デンマーク人をキリスト教徒にした」。 石に刻んだ。 本当に全員だったかは、分からない。 だがハーラルは、環状要塞を五つ建て、 ラーヴニング・エンゲの橋を作り、 ダーネヴィルケを延ばした。 王権が、石と土で、見える。

「ブルートゥース」。 1996年、エリクソン、ノキア、インテル。 「異なる機器をつなぐ」。 「ハーラルは、デンマークとノルウェーをつないだ」。 ロゴは、ルーン文字のH(ᚼ)とB(ᛒ)を重ねたもの。 歯の色の由来は、虫歯とも、黒髪とも。

同じ時代のできごと

カラハン朝のイスラーム受容AD960年頃ブワイフ朝のバグダード入城AD945年『黄金の牧場』AD947年馮道の儒教経典刊行AD953年レヒフェルトの戦いAD955年宋の成立AD960年オットー1世の戴冠AD962年2月2日ポーランドの受洗AD966年