概要
歴史と地理をひとつづきに書いた。東アフリカの海岸で象牙が中国へ運ばれることまで載っていて、当時の海の広さがそのまま分かる。
場所
バグダード
33.32°N 44.37°E · イラク
33.32°N 44.37°E · イラク
関わった人(1)
アル=マスウーディーAD896年頃–AD956年 · 著者本文
書名は『黄金の牧場と宝石の鉱山』という。 歴史と地理を分けずに、一続きに書いた。
やり方はヘロドトスに近い。 行って、見て、聞いたことを並べる。 インド、東アフリカ、カスピ海沿岸。 それぞれの土地の宗教と習慣を、 批判せずに書き留めている。
東アフリカの海岸で象牙が集められ、 それが中国まで運ばれることが書かれている。 インド洋が一つの交易圏として動いていたことが、 10世紀の時点で見えていたことになる。
30巻あったとされるが、 完全な形では残っていない。 残ったのは要約版のほうになる。
「アラブのヘロドトス」と呼ばれる。 書き手が旅する人であるという型は、 この後イブン・バットゥータまで続く。