概要
無産市民を兵に取った。兵は土地を将軍に頼るようになり、軍が個人に忠実になる。
場所
ローマ
41.89°N 12.49°E · イタリア・ラツィオ州
41.89°N 12.49°E · イタリア・ラツィオ州
関わった人(1)
マリウスBC157年–BC86年 · 当人本文
兵役には財産資格があった。 武具を自弁できる者だけが軍団に入れる。 土地を失う市民が増えるほど、兵が足りなくなる。
マリウスはその資格を外した。 財産の無い市民を志願で採り、武具は国が支給する。 兵の供給の問題は解決した。
代わりに別の問題が生まれた。 無産の兵は、除隊後の土地を将軍の政治力に頼るしかない。 元老院は退役兵への土地分配に消極的だったから、 兵は将軍に忠誠を向けた。
軍が国家ではなく個人に属するようになる。 スッラがローマに軍を入れ、 カエサルがルビコンを渡れたのは、この改革の帰結になる。 マリウス自身も、後年その軍を政争に使った。
出典(1)
塩野七生 『ローマ人の物語』III 勝者の混迷