概要
地方の人物を九つの等級に評して官に推す仕組みを魏が定めた。やがて家柄で等級が決まるようになり、「上品に寒門なく、下品に勢族なし」と言われる。貴族の時代の入口になる。
場所
洛陽
34.62°N 112.45°E · 中国・河南省
34.62°N 112.45°E · 中国・河南省
関わった人(1)
曹丕AD187年–AD226年 · 定めた本文
漢の官吏の登用は、郷挙里選だった。
地方の長官が、評判のよい人物を推薦する。
後漢の末、それが機能しなくなった。
戦乱で人が流れ、評判が分からない。
曹丕が即位した年、陳羣の案で定めた。
郡ごとに中正官を置く。
土地の出身者で、中央の高官が兼ねる。
その人物が、郡の人物を評して九等に分ける。
上上から下下まで。
その等級に応じて、官に就く。
最初は、才能と徳を見た。
やがて、家柄を見るようになった。
中正官自身が名門の出になる。
評価は、その家の格で決まる。
「上品に寒門無く、下品に勢族無し」。
上の等級に貧しい家の者はおらず、 下の等級に有力者はいない。
貴族制が、この仕組みの中で固まった。
隋が科挙を始めて、これを廃する。
400年後になる。