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Event / できごと

オリゲネス『諸原理について』

On First Principles
AD230年頃
年に諸説あり重要度 3

概要

キリスト教の神学を体系として書いた最初の本。神、世界、自由意志、聖書の読み方。すべての魂は最後に神に帰る、と書いた。その部分が300年後に異端にされ、本はラテン語訳でしか残っていない。

場所

アレクサンドリア
31.20°N 29.92°E · エジプト

関わった人(1)

オリゲネスAD185年頃–AD253年頃 · 著者

本文

アレクサンドリア。 父レオニデスは202年の迫害で斬られた。 17歳のオリゲネスは自分も殉教に行こうとして、 母が服を隠して止めた。 父に手紙を書いた。「私たちのために心を変えないでください」。

18歳で教理学校の長になった。 昼は教え、夜は聖書を読み、 床に寝て、靴を履かず、酒を飲まなかった。 マタイ福音書の「天の国のために自ら去勢した者」を字義通りにした、 とエウセビオスは書く。 本人は後年、その字義通りの読みを批判した。

『ヘクサプラ』。 旧約を六つの列に並べた。 ヘブライ語本文、そのギリシア文字転写、 アクィラ、シュンマコス、七十人訳、テオドティオン。 30年かけた。 6500頁あったと推定される。 写本は残らず、断片だけがある。

『諸原理について』(ペリ・アルコーン)。 230年頃。 第1巻は神と天使、第2巻は世界と人、 第3巻は自由意志、第4巻は聖書の解釈。 魂は体の前から存在し、 すべての被造物は、悪魔も含めて、 最後に神に帰る(アポカタスタシス)。 聖書には文字の意味、魂の意味、霊の意味の三つがある。

アレクサンドリアの司教デメトリオスと対立し、 231年にカイサリアへ移った。 そこで教え、書き、 250年、デキウスの迫害で投獄され、拷問された。 拷問で殺さず、生きたまま苦しめるように、と命じられた。 出獄して、253年頃、その傷で死んだ。

543年、ユスティニアヌスが異端と宣告し、 553年の公会議が追認した。 ギリシア語の著作の大半は焼かれ、 『諸原理について』はルフィヌスのラテン語訳だけが残る。 ルフィヌスは「異端者が挿入した部分」を削って訳した、と序文に書いている。 何を削ったかは、分からない。

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