概要
首を曲げた瓶では、煮沸した液が空気に触れていても腐らない。生きものが無から湧くという説がここで退けられ、細菌説の土台になった。
場所
パリ
48.86°N 2.35°E · フランス
48.86°N 2.35°E · フランス
関わった人(1)
ルイ・パスツールAD1822年12月27日–AD1895年9月28日 · 実験本文
腐るのは、空気そのものが原因なのか、 空気に混じっている何かが原因なのか。
自然発生説は、 煮沸した肉汁でも空気に触れれば腐るのだから、 生きものが無から湧くのだと主張していた。
パスツールは、瓶の首をS字に曲げた。 空気は通る。 だが、埃や微粒子は曲がり角で沈んで、中に届かない。
煮沸した液は、空気に触れていながら腐らなかった。 瓶を傾けて、首に溜まった水を液に触れさせると、腐る。
決定的だったのは、この対照になる。 条件を一つだけ変えて比べる。
当時のフラスコのいくつかが、 パリのパスツール研究所にいまも保存されている。 150年たって、中身は澄んだままになる。
この実験から、消毒と滅菌の技術が出てくる。 外科手術の死亡率が、そこから大きく下がる。