概要
帝国を四人で分けて治める仕組み。危機は収まったが、のちに内戦の種になる。
関わった人(1)
ディオクレティアヌスAD244年頃–311年 · 当人本文
ディオクレティアヌスの見立ては、 一人では広すぎるし、皇帝位を狙う者が絶えない、 というものだった。
正帝(アウグストゥス)二人、副帝(カエサル)二人。 正帝は20年で退位し、副帝が繰り上がり、 新しい副帝を指名する。 血統ではなく能力で継がせる設計になっている。
危機は収まった。国境は安定し、通貨も立て直された。 ディオクレティアヌス自身は約束通り20年で退位し、 故郷で野菜を作った。復帰を求められて断った話が残る。
だが設計は、彼が退いた途端に壊れた。 息子を持つ者は息子に継がせたがる。 コンスタンティヌスは副帝の息子として軍に擁立され、 18年の内戦の末に単独の皇帝になった。