概要
弥勒の下生を説く宗教結社が、四川と湖北の山地で9年戦った。清の正規軍は役に立たず、地方の郷勇が鎮圧する。清の衰えが見えた最初の乱。
場所
北京
39.90°N 116.41°E · 中国
39.90°N 116.41°E · 中国
本文
白蓮教は、宋の時代からある民間の信仰になる。
弥勒仏が世に下り、 苦しみを終わらせる、と説く。
元も明も清も、繰り返し禁じた。
18世紀の終わり、人口が増えて土地が足りなくなり、 四川・湖北・陝西の境の山地に 流れ込んだ農民の間で広まった。
役人の弾圧が引き金になった。
1796年に蜂起し、山地を転々として9年戦う。
清の正規軍、八旗と緑営は役に立たなかった。
腐敗と怠惰で、戦えなくなっていた。
鎮圧したのは、地方の有力者が組織した郷勇になる。
軍事の中心が、中央から地方へ移った最初の例になった。
半世紀後の太平天国でも同じことが起き、 その郷勇の指導者たちが清末の実力者になる。
乾隆帝の治世の最後の年に始まった。
盛世の終わりを示す乱として数えられる。