概要
独立時は世界で最も貧しい国の一つで、舗装道路は十数kmしかなかった。以後半世紀、クーデターも独裁も無く、アフリカで最も長く成長が続いた。
場所
ハボローネ
-24.63°N 25.92°E · ボツワナ
-24.63°N 25.92°E · ボツワナ
関わった人(1)
セレツェ・カーマAD1921年7月1日–AD1980年7月13日 · 初代大統領本文
独立したとき、国には舗装道路が十数kmしかなく、大学を出た人は数十人だった。 牛と、少しの援助しか無い。 世界でいちばん貧しい国の一つだった。
初代大統領のセレツェ・カーマは、ンワト人の王家の跡継ぎで、 イギリス留学中に白人女性と結婚し、南アフリカの圧力を受けたイギリスに追放されていた。 帰国して政党を作り、独立を率いた。
独立の翌年、ダイヤモンドが見つかった。 発見が独立の前なら、イギリスが手放さなかったかもしれない。 カーマは鉱山の利益が自分の部族の土地から出るものでも、国全体のものとする法を通した。
以後、選挙で政権が交代し、クーデターは一度も無く、 30年にわたって世界で最も高い成長が続いた。
『国家はなぜ衰退するのか』は、この国を悪循環を破った例にした。 植民地化が浅く、部族の合議の伝統が残り、独立の指導者がそれを壊さなかったこと。 運と選択の両方があった、と本は書く。
出典(1)
ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン(鬼澤忍 訳) 『国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源』第14章 これまでの悪循環を打ち破る