概要
数トンの鉱石から0.1グラムを取り出した。放射能という現象が物質の性質だと分かる。
場所
パリ
48.86°N 2.35°E · フランス
48.86°N 2.35°E · フランス
関わった人(1)
マリ・キュリーAD1867年11月7日–AD1934年7月4日 · 当人本文
ピッチブレンドという鉱石が、 ウランの含有量から予想されるより強い放射線を出す。 まだ知られていない元素が入っているはずだ、というのが出発点になる。
数トンの鉱石を、物置小屋で煮て、溶かして、分けた。 取り出せた塩化ラジウムは0.1グラム。 4年かかっている。
分かったのは、放射能が化学変化ではなく 原子そのものの性質だということだった。 原子は変わらないという前提が崩れる。
暗闇で青く光る試験管を、 夜、机の上に並べて眺めたと書き残している。 危険だと知られていなかった。
マリ・キュリーは白血病で死んだ。 彼女のノートは今も放射線を出し続けており、 鉛の箱に入れて保管されている。