← 地図で見る
Event / できごと

金本位制の崩壊

Collapse of the gold standard
AD1931年9月
重要度 4

概要

イギリスが金との交換をやめ、各国が続いた。世界を一つに縛っていた仕組みが外れ、通貨のブロックに分かれていく。ポランニーはここを19世紀文明の終わりに置いた。

場所

ロンドン
51.51°N -0.13°E · イギリス・イングランド

本文

19世紀の後半、主な国の通貨は金と交換できた。 それは同時に、国の政策を縛る仕組みでもあった。 金が出ていけば、金利を上げ、賃金を下げ、失業を受け入れるしかない。

1929年からの恐慌で、その縛りが耐えられなくなった。 1931年9月、イギリスが金との交換を停止する。 80年以上守ってきたポンドの約束を、政府自身が破った。

各国が続いた。 アメリカは1933年、フランスは1936年。 世界は、それぞれの通貨のブロックに割れていく。

ポランニーは、この瞬間を19世紀文明の終わりに置いた。 自己調整的な市場という理念が、社会の側の圧力に耐えられなくなった、という読み方になる。

そしてその後に、三つの答えが同時に出た。 アメリカのニューディール、ソ連の計画経済、ドイツのファシズム。 どれも、市場を社会の側に従わせようとする試みだった、と本は言う。

出典(1)

カール・ポランニー(野口建彦、栖原学 訳) 大転換 市場社会の形成と崩壊第1部(19世紀文明の崩壊)

同じ時代のできごと

『青鞜』の創刊AD1911年9月1日大逆事件AD1911年1月24日辛亥革命AD1911年10月10日カルティニの書簡AD1911年(書簡集の出版)ラマヌジャンの手紙AD1913年1月16日ハーバー・ボッシュ法AD1913年マルヌの戦いAD1914年9月6日第一次世界大戦1914年