概要
奴隷が蜂起して独立を勝ち取った、史上唯一の例。人権の理念を掲げた本国が、それを植民地に認めなかった矛盾を突いた。
場所
ポルトープランス
18.59°N -72.31°E · ハイチ
18.59°N -72.31°E · ハイチ
関わった人(1)
トゥーサン・ルーヴェルチュールAD1743年頃–AD1803年 · 指導本文
奴隷が蜂起して、独立を勝ち取った。
史上唯一の例になる。
サン=ドマングは、 フランスの砂糖生産の中心だった。 世界の砂糖の3〜4割を産出していた。
そこに、50万人の奴隷がいた。 死亡率が高く、常に補充されていた。
フランス革命が、人権宣言を出した。 だが、それは植民地の奴隷には適用されなかった。
その矛盾を突く形で蜂起が起きる。
トゥーサン・ルーヴェルチュールが指導した。 イギリス軍とスペイン軍を撃退している。
ナポレオンが送った遠征軍も、 黄熱病と抵抗で壊滅した。
1804年、独立。
代償が重かった。 フランスは、独立の承認と引き換えに 巨額の賠償を要求した。 その支払いが、1947年まで続く。
自由を、金で買わされたことになる。
出典(2)
ジャレド・ダイアモンド(楡井浩一 訳) 『文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの』第11章 ひとつの島、ふたつの民族、ふたつの歴史
ベネディクト・アンダーソン(白石隆、白石さや 訳) 『想像の共同体 ナショナリズムの起源と流行』第4章 クレオールの先駆者たち