概要
ギリシア語を読めないまま、アラビア語訳から本文と注釈を精密に書き分けた。哲学と啓示は矛盾しないと論じ、ラテン世界では「注釈者」とだけ呼ばれる。
場所
コルドバ
37.89°N -4.78°E · スペイン・アンダルシア州
37.89°N -4.78°E · スペイン・アンダルシア州
関わった人(1)
イブン・ルシュドAD1126年–AD1198年12月10日 · 著者本文
カリフに、アリストテレスの注釈を頼まれた。
自分から志願したのではない。
ギリシア語は読めない。
アラビア語訳を通して読んだ。
それでも、本文と注釈を精密に書き分けた。
短い注釈、中くらいの注釈、長い注釈。
同じ著作に三段階で書いている。
ラテン世界では、名前ではなく 「注釈者(Commentator)」とだけ呼ばれた。
ダンテが『神曲』の辺獄に置いている。
主張の一つが、 哲学と啓示は矛盾しない、というものだった。
どちらも真理に至る道であり、 言葉づかいが違うだけだ、と。
大衆には物語で、 学者には論証で語られる。
イスラーム世界では、この立場は主流にならなかった。
一時追放され、著作が焼かれている。
読み継いだのは、ラテン世界とユダヤ世界だった。