概要
アフリカの沖の島に最初に住み着いたのは、6000km東のボルネオから来た人びとだった。いまの言葉がそれを示している。
場所
マダガスカル位置は特定されていない(誤差 ±400km)
-18.90°N 47.50°E · マダガスカル
-18.90°N 47.50°E · マダガスカル
本文
アフリカ大陸から400kmの島に、人が着いたのは5世紀ごろとされる。 遺跡の年代には幅があり、もっと古い主張もある。
来たのはアフリカ人ではなかった。 マダガスカル語は、6000km東のボルネオ島南部の言葉にいちばん近い。 米、バナナ、アウトリガーの舟。持ち込まれた暮らしも東南アジアのものになる。
インド洋を横切ったのか、インドの海岸伝いに来たのかは分かっていない。 どちらにしても、それまでの人類の航海で最長の部類に入る。
その後、アフリカ本土からバントゥー系の人びとも渡ってきた。 いまのマダガスカルの人は、遺伝的にその両方を受け継いでいる。
島には人が来るまで、体重500kgの飛べない鳥と、ゴリラほどのキツネザルがいた。 それも、人が来てから数世紀のうちに消えている。
ダイアモンドは、この島をアフリカの章の最後に置いた。 アフリカの歴史をアフリカだけで語れない例として。
出典(1)
ジャレド・ダイアモンド(倉骨彰 訳) 『銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』第19章 アフリカはいかにして黒人の世界になったか