概要
ペルシア王の献酌官だったユダヤ人が、総督として送られ、52日で城壁を築いた。周りの民が邪魔をし、片手に道具、片手に剣で働いたと自分で書いている。捕囚から戻った共同体の輪郭が、ここで決まった。
場所
エルサレム
31.77°N 35.21°E · イスラエル/パレスチナ
31.77°N 35.21°E · イスラエル/パレスチナ
本文
バビロン捕囚から戻って一世紀、エルサレムの城壁はまだ崩れたままだった。
ネヘミアはスサでペルシア王アルタクセルクセス1世の献酌官をしていた。 故郷の城壁のことを聞いて泣き、王に見咎められ、 帰国の許しを得た。木材の手形も一緒に。
BC445年に着いて、夜、ひそかにロバで城壁を回った。 翌日、住民を区画ごとに割り当て、52日で築いた。 サマリアの総督サンバラトが妨害し、 「狐が登れば崩れる壁だ」と嘲った。 作業者は片手で働き、片手に武器を持った、と本人が書く。
書記官エズラが律法を民の前で朗読し、 異民族との結婚を解消させ、安息日を守らせた。 狭い共同体が、律法を中心に固まった。
『ネヘミア記』は本人の一人称で書かれている。 「わが神よ、私のしたことを覚えていてください」と繰り返す。 旧約聖書の中で、自分の功績を自分で記録した唯一の本になる。