概要
「祈り、かつ働け」。修道院という暮らし方の設計図になり、写本を通じて古代の書物が生き延びる器にもなった。
場所
モンテ・カッシーノ
41.49°N 13.81°E · イタリア・ラツィオ州
41.49°N 13.81°E · イタリア・ラツィオ州
関わった人(1)
ヌルシアのベネディクトゥスAD480年頃–AD547年頃 · 当人本文
「祈り、かつ働け」。
書かれているのは、修道院の一日の割り振りになる。 何時に起きて、何時に祈り、何時に働き、何を食べ、 どう寝るか。
新しかったのは、極端を避けたことだった。 それまでの東方の修道は、 砂漠で断食し、柱の上に立つような苦行を尊んだ。 ベネディクトは、続けられる程度を定めた。
修道院長は全員の意見を聞くこと、 若い者の意見も聞くこと。 神はしばしば若い者に良い考えを示すから、と書いてある。
写本が仕事の一つに位置づけられた。 これが結果として、 古代の書物が中世を生き延びる器になる。 キケロもウェルギリウスも、 修道士が写し続けたから残った。
暮らし方の設計図が、図書館の役割を果たした。