概要
800年ぶりに市が落ちた。滅亡の66年前だが、同時代の人はここで世界が終わったように書いている。
場所
ローマ
41.89°N 12.49°E · イタリア・ラツィオ州
41.89°N 12.49°E · イタリア・ラツィオ州
本文
800年ぶりに、ローマ市が落ちた。
3日間の略奪だったが、 アラリックはキリスト教徒だったため、 教会は襲わないよう命じたと伝わる。
被害の規模としては、 455年のヴァンダルによる略奪のほうが大きい。
それでも、この一件の衝撃が大きかった。
同時代の人が、世界が終わったように書いている。 ヒエロニムスは 「全世界を征服した都市が征服された」と嘆いた。
そして、非難が起きた。 古い神々を捨てたからだ、と。
アウグスティヌスが『神の国』を書いたのは、 この非難に答えるためになる。
西ローマが正式に終わるのは、66年後になる。 だが、人々の感覚としては ここで何かが終わっている。
出典(2)
塩野七生 『ローマ人の物語』XV ローマ世界の終焉
エドワード・ギボン 『ローマ帝国衰亡史』第31章