概要
皇女が父の治世と第1回十字軍を書いた。西欧の騎士を東側から観察した、女性の手による同時代史。
場所
コンスタンティノープル
41.01°N 28.98°E · トルコ・イスタンブール
41.01°N 28.98°E · トルコ・イスタンブール
関わった人(1)
アンナ・コムネナAD1083年12月1日–AD1153年頃 · 著者本文
15巻。父アレクシオス1世の治世を書いた。
皇女として生まれ、帝位を継ぐつもりでいた。 弟が立ち、簒奪の企てに加わって失敗し、 修道院に入れられた。
そこで書いた。50代半ばになる。
第1回十字軍を、迎えた側から書いた 数少ない史料になる。
描かれる西欧の騎士は、 粗野で、貪欲で、約束を守らない。 ボエモンという指導者を、 その狡猾さを認めながら執拗に描いている。
軍事、医学、天文の知識が随所に出る。 父の最期の病状を、医師のように詳しく書いた。
ホメロスの語彙を意識して使っている。 当時の話し言葉ではなく、古典ギリシア語で書いた。
女性が書いた歴史書として、 中世を通じてほとんど他に例が無い。