概要
この世は最善だという楽天論を、リスボン地震と戦争と奴隷制を並べて笑った。最後は「自分の庭を耕そう」で終わる。
場所
パリ
48.86°N 2.35°E · フランス
48.86°N 2.35°E · フランス
関わった人(1)
ヴォルテールAD1694年11月21日–AD1778年5月30日 · 著者本文
リスボン地震の4年後に出た。
1755年、万聖節の朝。
教会に人が集まっているところへ地震が来て、 津波と火事が続き、数万人が死んだ。
神が最善の世界を作ったのなら、これは何なのか。
ライプニッツの最善説を、ヴォルテールは笑った。
『カンディード』は、 楽天家のパングロス先生と若者が、 世界中で災難に遭いつづける話になる。
地震、宗教裁判、戦争、奴隷制、梅毒、海賊。
そのたびにパングロスが 「これが最善の世界だ」と説明する。
スリナムで、片手片足を失った奴隷に会う。
「これが、あなたがたがヨーロッパで砂糖を食べる代償です」。
最後、みんなで小さな農園に落ち着く。
パングロスがまた理屈を言いかけると、 カンディードが遮る。
「それはそうですが、自分の庭を耕さなければ」。
匿名で出され、各地で発禁になり、よく売れた。