概要
紅河の流域で作られた大きな銅の太鼓が、インドネシアの島々まで運ばれている。東南アジアが海でつながっていたことが、鋳物の分布から分かる。
場所
ドンソン
19.80°N 105.78°E · ベトナム・タインホア省
19.80°N 105.78°E · ベトナム・タインホア省
本文
高さ1メートルに近い青銅の太鼓が、 紅河のデルタで作られた。 天面には太陽の紋様、周りに舟と鳥と人が彫られている。
同じ形の鼓が、 ベトナムだけでなくタイ、マレー半島、 そしてインドネシアの島々から出る。 何百キロも海を越えて運ばれたことになる。
青銅を鋳るには、銅と錫を集め、 高温を保つ炉を作り、大きな鋳型を扱う技術が要る。 祭りの道具であると同時に、 それを持てる集団の力を示すものでもあった。
東南アジアが早い時期から 海でひとつながりだったことを、 この鋳物の分布が示している。