概要
金と銀の合金に刻印を打ち、重さを量らずに数えて使えるようにした。市場での取引が速くなり、税も給金も数で払えるようになる。
場所
サルディス
38.49°N 28.04°E · トルコ・マニサ県
38.49°N 28.04°E · トルコ・マニサ県
関わった人(1)
クロイソスBC595年頃–BC546年頃 · 整えた本文
それまでの取引では、金や銀は使うたびに重さを量り、純度を疑う必要があった。 量る人がいて、秤があって、はじめて成り立つ。
リュディアが作ったのは、一定の重さの金銀合金(エレクトロン)に 王の刻印を打ったものだった。刻印は「この重さと純度は保証されている」という 意味になる。受け取る側は量らずに、数えるだけでよくなった。
これが変えたのは商売だけではない。税を貨幣で取れるようになり、 兵に給金を払えるようになった。市民兵ではなく傭兵を雇う国が出てくるのは、 払う手段があるからでもある。
同じ頃、インドと中国でも別々に金属貨幣が現れている。 どこかから伝わったのか、それぞれ独立に思いついたのかは決まっていない。
動画(1)
出典(3)
ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之 訳) 『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』第10章 最強の征服者、貨幣
マット・リドレー(大田直子、鍛原多惠子、柴田裕之 訳) 『繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史』第3章 美徳の形成
デヴィッド・グレーバー(酒井隆史 訳) 『負債論 貨幣と暴力の5000年』第9章(枢軸時代。貨幣と軍隊と奴隷制が同時に現れる)