概要
書物が手写しから機械の複製になった。考えが広がる速さが根本から変わる。
関わった人(1)
グーテンベルクAD1400年頃–AD1468年 · 当人本文
活字そのものは中国と朝鮮に先にあった。 朝鮮では金属活字が13世紀に使われている。 グーテンベルクの新しさは、 活字・合金・油性インク・ぶどう搾り機を転用した圧盤を 一つの工程にまとめたことにある。
漢字は数千字あるが、ラテン文字は大小と記号で数百に収まる。 活字が生きるのはこちらの側だった。
50年で、ヨーロッパの印刷所は数百に増えた。 1500年までに刷られた本は数百万冊と推計される。 写本の時代の蔵書量を、一世代で追い越している。
刷られたのは聖書だけではない。 免罪符も刷られたし、95か条の論題も刷られた。 教会を支える技術と、教会を割る技術が同じものだった。
動画(1)
出典(3)
ジャレド・ダイアモンド(倉骨彰 訳) 『銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』第13章 発明は必要の母である
マット・リドレー(大田直子、鍛原多惠子、柴田裕之 訳) 『繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史』第8章 発明の発明
ベネディクト・アンダーソン(白石隆、白石さや 訳) 『想像の共同体 ナショナリズムの起源と流行』第3章 国民意識の起源(出版資本主義)