概要
石炭と蒸気で、人と家畜の力に頼らない生産が始まった。人類の暮らしが根本から変わる。
場所
マンチェスター
53.48°N -2.24°E · イギリス・イングランド
53.48°N -2.24°E · イギリス・イングランド
関わった人(1)
ジェームズ・ワットAD1736年–AD1819年 · 蒸気機関を実用にした本文
なぜイギリスから始まったのかには決まった答えがない。 石炭が浅いところにあったこと、 植民地という市場があったこと、 囲い込みで働き手が都市に出ていたこと。 どれも要るが、どれも単独では足りない。
変わったのは動力源だった。 人と家畜と水車と風車しかなかったところに、 石炭を燃やせばどこでも出せる力が加わる。 工場は川のそばでなくてよくなった。
同じ時期に、平均寿命は都市で一度下がっている。 煤煙、汚水、長時間労働、子どもの労働。 統計が改善に転じるのは半世紀以上あとになる。
いま地球の大気にある二酸化炭素の増加分は、 ほとんどこの時から後に出たものである。
動画(1)
出典(5)
ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之 訳) 『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』第17章 産業の推進力
ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン(鬼澤忍 訳) 『国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源』第7章 転換点
ケネス・ポメランツ(川北稔 監訳) 『大分岐 中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成』第6章(制約を解いたアメリカ大陸と石炭)
ウィリアム・H・マクニール(増田義郎、佐々木昭夫 訳) 『世界史』第III部 西欧の優勢(1500〜1850年)
マックス・ウェーバー(大塚久雄 訳) 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』第2章(禁欲の精神が、宗教を抜きにして残る)