概要
村の司祭イダルゴが鐘を鳴らして始まり、11年続いた。先住民と混血の人びとの蜂起として始まったが、独立したのは保守派の主導する帝国だった。
場所
メキシコシティ
19.43°N -99.13°E · メキシコ
19.43°N -99.13°E · メキシコ
本文
1810年9月16日の未明、ドロレス村の司祭ミゲル・イダルゴが教会の鐘を鳴らした。 集まった農民に、悪政を終わらせようと呼びかけた。
軍は数万人に膨れ上がったが、訓練も規律も無い。 グアナフアトで市民が虐殺され、支持を失った。 イダルゴは翌年に捕らえられ、処刑される。 首は、見せしめとして4年間さらされた。
司祭モレーロスが引き継ぎ、彼も1815年に処刑された。
そのあと10年、独立は膠着した。 決着をつけたのは、皮肉なことに王党派の将軍イトゥルビデになる。 スペイン本国で自由主義の憲法が復活し、 教会と地主の特権が危うくなったのを見て、独立の側に回った。
1821年、独立が成る。 最初にできたのはメキシコ帝国で、イトゥルビデが皇帝になった。 2年で倒れ、共和国になる。
始めたのが農民で、終わらせたのが保守派だった。 独立後の1世紀の混乱は、この食い違いから始まる。
出典(1)
エドゥアルド・ガレアーノ(大久保光夫 訳) 『収奪された大地 ラテンアメリカ五百年』第3部(独立しても構造は変わらなかった)