概要
万物は「一者」から流れ出し、魂はそこへ帰ろうとする。プラトンを神秘的に読み直した体系で、キリスト教とイスラームの神学が借りていく。
場所
ローマ
41.89°N 12.49°E · イタリア・ラツィオ州
41.89°N 12.49°E · イタリア・ラツィオ州
関わった人(1)
プロティノスAD204年頃–AD270年 · 教えた本文
エジプトのリュコポリスに生まれ、 アレクサンドリアで11年学んだ。
ペルシアとインドの哲学を知りたいと、 皇帝のペルシア遠征に加わった。
皇帝が殺され、遠征は失敗し、 アンティオキアへ逃げてローマへ来た。
40歳。
ローマで教えた。
書いたものは弟子のポルフュリオスが整理し、 9篇ずつ6巻にまとめた。
『エンネアデス』(九つ組)。
万物は「一者」から流れ出す。
一者から知性が、知性から魂が、魂から物質が。
流れ出すほど、一者から遠く、不完全になる。
魂はその流れを遡って、一者へ帰ろうとする。
その帰還が、哲学であり、神秘体験になる。
本人は、生涯に4回それを経験したと弟子が書いている。
キリスト教が神を語る言葉を、ここから借りた。
アウグスティヌスが読み、 イスラームの哲学者が読み、 ルネサンスのフィレンツェが読み直す。
出典(1)
プロティノス(ポルフュリオス編) 『エンネアデス』全6巻