概要
奴隷から王妃になり、夫の死を隠して十字軍を退け、自らスルタンとして即位した。貨幣に名が刻まれ、カリフが認めなかった。
場所
カイロ
30.04°N 31.24°E · エジプト
30.04°N 31.24°E · エジプト
関わった人(1)
シャジャル・アッ=ドゥッル?–AD1257年 · 即位本文
第七回十字軍のさなかに、スルタンが死んだ。
軍が崩れかけた。
彼女は、死を隠した。
食事を運ばせ、書類に署名を続けさせ、 指揮官だけに知らせて時間を稼いだ。
その間に後継者を呼び戻し、 マンスーラでフランス王ルイ9世を捕虜にする。
呼び戻した後継者は、マムルークたちに殺された。
そして彼女が、スルタンとして即位した。
イスラーム世界では、ほとんど例がない。
貨幣に名が刻まれ、金曜の説教で名が読まれた。
バグダードのカリフが認めなかった。
女性が統治するなら他に男がいないのか、と書き送っている。
形式的に将軍と結婚し、実権は握りつづけた。
その夫が別の女性と結婚しようとしたとき、 浴場で殺させた。
数日後、自分も先妻の侍女たちに撲殺される。
マムルーク朝は、彼女の即位から始まったと数えられる。