概要
療養院の窓から見た夜を、記憶と想像で描いた。10年で2000点を描き、生前に売れたのはほとんど無い。弟への手紙が、その10年を日記のように残す。
場所
アルル
43.68°N 4.63°E · フランス・プロヴァンス
43.68°N 4.63°E · フランス・プロヴァンス
関わった人(1)
フィンセント・ファン・ゴッホAD1853年3月30日–AD1890年7月29日 · 制作本文
サン=レミの療養院にいた。
自分で入った。
ゴーギャンとの共同生活が破綻し、 自分の耳を切ったあとになる。
部屋の東向きの窓から、明け方の空を見ていた。
弟テオへの手紙に書いている。
「今朝、日の出のずっと前に窓から田舎を見た。 明けの明星のほかには何も無い。 とても大きく見えた」。
描いたのは、部屋の中でになる。
窓からの景色に、記憶の中の村と、 糸杉と、渦巻く空を重ねた。
村の教会の尖塔は、オランダのものに似ている。
本人は、この絵を失敗作と思っていた。
「星の習作は誇張しすぎた」と書いている。
生前に売れた絵は、ほとんど無い。
弟テオが生活費を送りつづけた。
その手紙が600通以上残っている。
何を見て、何を考えて描いたかが 本人の言葉で分かる画家は、珍しい。