概要
破傷風菌を純粋培養し、その毒素に対する抗体を持つ血清が病を治すことを示した。第1回ノーベル賞は共同研究者のベーリングだけが受けている。
場所
ベルリン
52.52°N 13.40°E · ドイツ
52.52°N 13.40°E · ドイツ
関わった人(1)
北里柴三郎AD1853年1月29日–AD1931年6月13日 · 研究本文
破傷風菌は、空気があると育たない。 そのため純粋培養が長くできなかった。
北里柴三郎は、酸素を抜いた条件で育てる方法を工夫した。 「亀の子シャーレ」と呼ばれる装置を使う。
培養できると、次が見える。 菌そのものではなく、菌が出す毒素が病気を起こしている。 少量の毒素を動物に注射しておくと、 その血清が毒素を中和する。
その血清を別の動物に注射すれば、その動物も守られる。
ベーリングと共同で、 破傷風とジフテリアについて発表した。
第1回ノーベル生理学・医学賞は、ベーリング一人に贈られた。 共同研究者が外れた理由は明らかにされていない。
帰国後、国内の研究機関に入れず、 福沢諭吉の援助で私立の伝染病研究所を作った。 その研究所が後に国に移管され、 方針をめぐって全職員とともに辞職している。